木々の葉が落ち、藪草が枯れる晩秋の頃が、山城探索には最適のシーズン。
蛇や蜂に怯えることもなく歩きまわることができる。
他のシーズンには立ち入ることさえできなかった遺構を心行くまで堪能できる。
残念ながら今日は遠出ができないので近場の山城で我慢しようということで、
高崎の山名城跡から根小屋城址に続く尾根道を歩いた。
土橋のようび二つの城跡を繋ぐこの尾根道、所々にある小丘が櫓台跡のようで想像力を掻き立てる。
山名城跡は未だ枯葉をまとった木々に閉ざされて守られていたが、
根小屋城跡は枯葉が敷き詰められて明るく美しい姿を見せてくれた。
落ち葉を踏みしめながら新しい気付きを楽しんだ。