1995.6.24 埼玉県秩父市 荒川
釣果 鮎 16〜18センチ 9尾
早朝だったら自宅から2時間程で行ける秩父の荒川。今年初めての鮎釣り、すでに広い流れには竿が林立している。
鮎釣りはまだ3回目、ほとんど初心者、割り込む勇気はない(^^;お茶を沸かしながらしばし様子見を決め込む。
竿はほとんど曲がらず、釣人のボヤキが聞こえる。
「水が冷たい」「ぜんぜん追わないよう」釣人も一人あがり、二人あがりと、川にも空席ができてきたので、
せっかく来たのだからと、やおら腰をあげておとり鮎を2尾購入。
ああやって、こうやってと、おぼつかぬ手つきでおとりをセット、ああでもない、こうでもないと、
おとり鮎を引っぱり回すうち、2尾のおとりはすぐにグロッキー、緩い流れにもすぐに浮いてしまう。
そうだ、奥の手!錘をつけよう。錘をつけて流芯脇に誘導、すぐに竿先が重くなって、
2尾の鮎が絡み合いながら水面を滑ってくる。玉網でキャッチ?おっと、危ない入らない、
網で絡め取る(^^;河原を眺めやる。休憩中の釣人たちがこちらを眺めている。
「いいのいいの、こちとら初心者、抜き上げなんかとてもとても」
いつのまにかバーベキューを始める若者のグループも。あとは手順通り、
おとりを交換して錘も外して流れのなかに送り込む、すぐにまたまたグーッと引き込みがあって連続ヒット。
その後は飽きない程度に追いがあって納竿。まだまだ一連の動作がぎこちなく初心者の域を出ていないが、
この日は偶然発見したポイントで、たぶんこの付近の竿頭(^^)
1995.7.15〜16 埼玉県秩父市 荒川
釣果 鮎 18〜20センチ 3尾(2日間で(^^;)
いやはや、ワタシャやっぱり天才でもなんでもなかった!
ただたんにラッキーなだけだった、わはは。
前回のポイントは既に先客に占拠されていたので対岸から竿を出す。でもやっぱり釣れてるのは対岸の2〜3人だけ。2尾の囮を取っかえ引っかえ酷使して、漸くモノにした鮎も腹掛かりだったのですぐに弱ってしまいギブアップ。悪循環モード!納竿してからも未練がましく眺めていたが、釣れているのはやっぱりそのポイントだけ。
「このままじゃ、帰れない!」小鹿野の町営温泉に浸かり、そこの食堂でお世辞にも旨いと言えぬ夕食をかっこみ、走る釣り宿でこの夜は仮眠。
翌朝、続々と河原に降りてくる車の音で眼を覚ます。あわてて身支度を整えて、生け簀に駆けつけて囮鮎を購入。
せっかく泊まったのにあのポイントを取られたのではたまらない。
ところが他の釣人たち、眼の前の流れには眼もくれず、ある者ははるか上流へ、ある者は下流へ、またある者は再び車に乗って散っていく。
わははラッキー!と心で叫びつつも「はて?」と首を傾げて件のポイントへ。
そしてやっと確保したポイントで神経を集中できたのも暫しの間、さっぱり追ってくれないので、少しづつ移動。
いつのまにか周囲には竿が林立している。私が最初に占拠したポイントを振り返ると今まさに取り込みの真っ最中。
「あっやあ、もっと我慢すりゃあよかった!」
その後もそこの御人、快調に竿を曲げていた。
鮎釣りにも「じっと我慢」が必要だった!?1泊2日で鮎3尾、まあ順当か?なんてったって初心者じゃけん。
1995.7.23 東京都 多摩川
釣果 FN伝統
多摩川でも鮎は釣れると聞いた。
自宅から約20キロたらず、そこそこ楽しめればこんなに嬉しいことはない。
久しぶりに顔を見せた太陽に誘われて、チョイと出発、この気軽さもいい。
囮屋も駐車場もすぐに見つかり、林立する竿の隙間を探して流れの中に立ち込む。
水の流れは豊かで意外と澄んでいてけっこう冷たい。 川岸の運動公園ではテニスやゲートボールに興じる人々。
参院選挙も投票を呼びかける有線放送のスピーカー。
時折カヌーが「すみませーん、すみませーん」と眼の前をパドリングしながら流れ下っていく。
釣人たちは「しょうがねえなあ」という顔つきで竿先をかわすが、公園の管理人か?ただのギャ
ラリーか、
「許可もらってんのかあ?」「石ぶつけられんどー」と、怒鳴る。
「なんの許可ですかあ?」怒鳴り返しながらもカヌーは下っていく。
囮が自暴自棄になっているのか、追われているのか、時折それらしい徴候はあるものの鈎掛かりには至らない。
周囲には14〜5人の釣り人が竿を出していたが釣れたのは3尾だけ。さんざん酷使した2尾の囮鮎を流れに帰して納竿。
明日の仕事に差し支えない釣りだから、まあいいか。
1995.7.29 秩父市 荒川
釣果 鮎21センチ 1尾
なんでこうなるの!?
2時間半かけてやってきた荒川も、自宅から30分たらずの多摩川同様、
10メートル間隔で釣人が並び、対岸の釣人の竿と竿が交差する大盛況。
魚の数より釣人の数!なんて月並みなこと言いたくないけど、ほとんど竿の曲がるのを目撃しなかった。
本日の唯一の釣果はまさに第一投?目の出会い頭にきた満身創痍の不運な鮎だった。
初心者ゆえヘボはヘボだけど、周囲もほとんど同じ状況なので、何をどう考えどう工夫したらよいのか全く見当もつかない!
1995.8.12 皆野町 荒川
釣果 鮎20/21センチ 2尾
いくら私が初心者で超ヘボだからといって、鮎ってこんなにも釣れないものなんだろうか?
ほぼ10メートル間隔に並んだ釣人達の竿も一向に曲がらない。
時折竿を重くしならせるのは流れもが引っかかった時だけ。
それでもポツリポツリと釣り上げる人がいたり、水中にきらめく魚影を認めたり、
水面にライズする音を聞いたりでなかなか気が抜けない。そんなこんなで休みなしで4時間、
川に立ち込んで足腰はガタガタ。
1995.8.17 皆野町 荒川
釣果 鮎21〜22センチ 6尾
夏休みの川にはいろんな物が流れてきます。
空缶やペットボトル、サンダルやら浮輪やら、こどもやら…………対岸からはルアーが飛んでくるし、
脇ではギャルがあんま釣りしているし、そんな喧噪と大賑わいのなかでも、時折ルアーや竹竿にウグイが掛かる。
「わあー、鮎だあ、鮎釣ったよー」と黄色い喚声。「鮎なんか釣れる訳ないよう、ウグイってんだよ」と独りつぶやくが、
こちらの竿は出合頭の一尾を華麗?にキャッチした後は一向に曲がらない。
そのうち風に乗ってバーベキューの匂いが漂ってきて一時休憩。
午後からはポイントを行つ戻りつポツポツと拾い釣り。
ああでもないこうでもないと囮を泳がして試みてみるがイマイチ勘所がつかめないまま納竿。
抜き上げのキャッチミスで1尾、囮交換時に遁走1尾、悔しい!
1995.8.19 皆野町 荒川
釣果 鮎20〜22センチ 4尾
ここのところ毎週毎週家をほっぽり出しての鮎狂いなので、
たまには女房孝行するべえと、行ってきましたいつもの荒川(^-^)さすがにお盆の賑わいは去って、
川遊びの喧噪もなく、釣人の姿もいつもより少ない。河原に車を乗り入れてタープを取り付け、
イスとテーブルをセット、缶ビールで乾杯したあと、女房は昼寝、私はいそいそと鮎釣り支度。
いつものパターンで開始直後に1尾、そして飽き始めた頃に1尾また1尾。
魚影は確かに濃いのだが、なかなか囮を追ってくれない。
囮は群れに混じって遊び廻ってしまったり、ストライキを決め込んだりで働いてくれない。
鮎と女房のご機嫌を交互に伺いながら、一家4人分をなんとか確保して納竿。
お約束の温泉に入って本日のサービス終了。
1995.8.26 皆野町 荒川
釣果 鮎23センチ 1尾
とりあえず今回で今年の鮎釣りは一区切りさせようと意気込んでカンカン照りの川岸に立ったものの、
今週は色々あってチと飲みすぎたためか竿を出して小一時間もすると汗だくだくでもうヨレヨレ。
いったん川から上がると再び釣人の間に割り込むのは至難の技だが体力も集中力もほとんどチョチョ切れて、
冷えた缶ビールをゴクゴクと一気に飲み干して後は野となれ山となれと、川風に吹かれて昼寝を決め込む。
んで、それっきり、再び川に立込む気力も失せて囮鮎3尾と辛うじて釣り上げた脊曲がりの23センチを流れに戻して納竿。