小平漁協のフォト日誌

会社の釣り仲間が転勤することになったので、 送別会は第三海堡が見える場所でやろうということになり、三浦半島の走水で送別の釣行＆野外大宴会を開くことにしました。 先発の釣り部隊がまず獲物を確保した頃を見計らって、 買い出し部隊の女性陣が到着、鉄板焼きと鍋料理で大宴会という算段。 ボ−トを借りて港外の磯に渡渉、彼方にホ−ムグランドの第３海堡が見える。 今年は釣果がイマイチで海堡に渡る人も少なく、海苔も不作で商売あがったりだと渡し屋のおばさんがボヤイていたっけ。 今日も誰も渡っていないとか。だが今回は宴会が主目的なのでパス。 　
　潮が澄みすぎていて釣れる気がしない。すぐ脇で小物を狙っている釣り人はイガイを踏みつぶしてコマセながらムシエサでタナゴやカサゴ、 アイナメ、メバルをほぼ入れ食いで釣り上げている。転向しようかとフト浮気心を起こしかけるがジッと我慢。防衛大の新入生の訓練か、 威勢のいい掛け声とともに沖合目指して１０隻あまりのカッタ−が漕ぎ出して行く。
　風向きが変わって、 濁りが入ってきたかな？と思う間もなく隣の釣友の竿が大きくしなる、クロだっ！デカイ！釣れると思っていないから誰も準備していない、 浜に残してきた。波に乗せて浅瀬に誘い込みタオルで抱きとめて、無事取り込みに成功。５０センチはあるだろうか、 １．８〜２キロ位か？ん？スカリがない、ストリンガ−もない！岩の上だからタイドプ−ルもない。
　 クロダイを頭上に掲げて浜に残っている釣友に大声で叫びボ−トでストリンガ−を持ってきてもらう。 しかしそのあとが悪かった、ロックの仕方が悪かったか、海中に投げ入れたその瞬間に外れて逃げられてしまった。
　 あ〜あ、サシミが鍋があ、といってもあとの祭り。釣友の送別会に加えてクロダイの送別会もやってしまったというお粗末！

　だが女性陣、ちゃんと心得ていて鍋用にキンメダイを持参、外道できたアイナメやカサゴとともにぶっ込んで、おいしい鍋ができました。
　私はといえば、２号のハリス切れでまたまたバラシ。アレはでかかった、アレは。竿が泣いていた。私も泣いた。最近、こんなんばっか。 釣れた話が書けない。おみやげは海苔網から海苔を採取させてもらってしっかり確保。

1990/４/７ 三浦半島　走水港

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