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小平漁協のフォト日誌

斑尾山 1382m

野尻湖

連休初日に雨飾山登山を計画していたが悪天候で断念、昨日は我慢しきれず戸隠古道を歩いたが不完全燃焼。 そして今日、カーテンから差し込む日差しの強さに堪えきれずに斑尾山を目指す。 高速道路から眺める北アルプスの峰々が初冠雪に輝いている。大荒れの北アルプス、白馬と穂高で遭難事故があった。 装備は一応万全だが、今日は心して登ろう。
野尻湖畔の菅川から林道に車を乗り入れて林道斑尾線との交差地点にあるはずの登山口まで進む。 交差点には「信越トレイル」の立派な案内看板。「しらかば台」の表示がある。 付近には数台の車が駐車してあって、「登山口」の小さな立て札があってそれと知る。 それにしても「信越トレイル」の看板は一体誰のために建てたのだろう、登山客には全く役立たずの看板だ。

妙高山 登山口から釜石山分岐までは約20分。キノコを探しながらジグザグの道を登るが見つけたのはナラタケの老菌と毒キノコのニガクリタケぐらい。 早々とキノコは諦めて高度を稼ぐことに専念したが、栗のイガが大量に落ちている場所に出会う。一昨日の嵐で落とされたのだろう。 既に空になっているものが多いが、なかには青々としたイガの中から茶色く光る栗がのぞいているものもある。 栗の木は釜石山分岐から蟻の塔渡り付近まで所々にあって、暫し停滞して栗拾い、なかなか前に進めない。
大明神岳直下がコース中唯一の急登。喘ぎながら登りきると思いの外大勢の登山客で山頂は満杯。斑尾高原スキー場側から登ってきたようだ。 思い思いに陣取って休憩中。聞けば斑尾山の山頂では展望が得られない、休憩するならこの場所がベストと言うのでここで大休止。
正面の野尻湖の背後に黒姫山、その奥には戸隠連山と冠雪した北アルプス、左には飯縄山、右に山頂部だけ薄化粧をした妙高山が眺められる。その陰に隠れるように厚化粧の火打山が顔を覗かせている。
山頂へは約10分。聞いた通り展望は得られなかったので大明神岳まで戻り、再び眺望を楽しむ。妙高山に掛かっていた雲が晴れてすっきりとした雄姿を現していた。
妙高、火打、黒姫と、登らねばならない山々の姿がまた瞼に焼き付いてしまった。

しらかば台登山口-----釜石山分岐----大明神岳---斑尾山頂----しらかば台登山口
10:50-------------11:10--------12:00  12:30------12:40------14:50
 
2006.10.9

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