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小平漁協のフォト日誌

旭山(785m)


旭山城跡

善光寺の背後に聳える飯縄山の左右の脇を固めるかのように鎮座しているのが旭山と大峰山。向かって右にあるのが大峰山。山頂に復元された城が見える。こちらは車でいとも簡単に行けたので退院早々に見学してきた。何故か?場内は蝶の博物館になっていた。????
 左側の三角の山も長らく気になっていた。多分山城があるだろうと予想して調べてみたら旭山城だった。武田方が築城した山城がある。大峰山城とともに第2回川中島の戦いの舞台となった山城だ。ポカンと時間が空いたので思い立って山頂を目指すことにした。
  市街地から眺めるとそれほど大きな山には見えないのだが車を走らせて近づくと意外と懐が深く、よくぞこんな場所に城を築いたものだと感心してしまった。攻めるにも守るにもシンドイ思いをしたことだろう。
観音堂で車を捨ててのどかな林檎畑を横切ると登山口。登山口から一歩入ればすぐに深山の様相、熊でも出没しそうな雰囲気。
ホタルブクロが咲く緩やかな山道を10分も歩くと郭のように画された小さな広場に出る。そこからさらに10分ほども斜面に切られた山道を登りいくつかの堀切を越えると山頂部の主郭。潅木類の茂みに囲まれた30メートル四方の平地に案内看板がツクネンとたっているのみ。
曰く「旭山(古くは朝日山)は標高785メートル。その昔戦国時代には武田方の居城であったが、上杉方によっていったん破壊され弘治4(1558)年謙信公によって再興されたといわれる。本丸跡は東西約36メートル、南北約30メートルである。」
山頂から尾根伝いに5分ほども歩くと善光寺平を眺められる格好の展望台。昔は物見台やら狼煙台やらがあった郭だろうか。生憎とガスっていて展望はイマイチだったが、川中島合戦の模様を夢想するには絶好の場所ではあった。
この旭山に限らず長野では史跡巡りの山歩きをテーマに当分は楽しめそうだ。

2005.6.26

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