長野市の市街地から背後の山々を眺めた時にまず目に付くのが見事な三角形をした旭山。
ちょいと気晴らしに歩くには手頃なハイキングコース。中腹の観音堂からりんご畑を抜けて登山口から20分も歩けば山頂。
登山口から山頂部や尾根筋にかけて戦国時代の山城の名残が随所に感じられる。史跡を訪ねる山歩きも面白いかもしれない。
山頂部の本丸に切られた空壕に木曽義仲公の霊を祀った古い石碑がひっそりと枯葉に埋もれているのも怪しげ。
視界の得られない山頂部の本丸跡から尾根伝いに東に進むと展望園地。その昔は物見台でもあったのだろうか、
長野の市街地や川中島方面はもとより根子岳・四阿山や志賀高原を一望の下に見渡せる絶好の展望台だ。
もっと市民が訪れても良さそうな場所なのに、快晴の本日、出会ったのは家族連れと女性二人組みと夫婦連れだけだった。