国道413号線を曙橋で右折。いつものように林道のどん詰まりまで車で行って、そこから登り始めようと目論んだものの、数台の車が邪魔になって進めず、舗装された林道を歩き始めた。件の車の中には猟犬が二頭、大人しく主を待っていた。
40分ほど歩いた林道の終点には4〜5台分の駐車スペースがあって猟犬用の檻を載せた軽トラが止まっていた。上からと下とで挟み撃ちか?時々遠くで銃声が鳴る。妻と顔を見合わせてクワバラクワバラ。
NHKの送信所の脇からが漸く本格的な山道。暫くは急勾配の直登。雨が降ったら相当に手こずりそうな道だ。檜の林を抜け杉林を抜けると明るいミズナラの林。振り向けば大室山が大きい。およそ30分であっけなく山頂。ほとんど諦めていた富士山が今倉山と御正体山の陰から真っ白い姿を現してくれた。何枚も何枚も写真を撮るが霞の中に溶け始めた富士山は毎度のことながらクリアに写ってくれない。明るい静かな山頂で暫しくつろぎ下山開始。長い林道歩きがやや憂鬱。下で出会った猟犬を載せた車が上っていくのに出会った。いよいよ出猟か?
狩猟の車が道を遮っていなければ、急登とはいえ往復わずか1時間足らずの山歩きになるところだった(^-^;舗装された林道歩きも良しとしよう。だが、下がるに連れて養豚場の臭気が強くなって閉口した。
道志温泉で一風呂浴びた後、釣りには絶好の渓相をした道志川の流れをのぞき込みながら帰途に着く。来月は解禁。一度チャレンジしてみよう。名産品のクレソンを探し求めたが何処にも売っていなかった。