ロウバイを見物に行って来ました。秩父神社と三峰神社とともに秩父三社と言われる宝登山神社。ロウバイ真っ盛りとあって駐車場は満杯、ロープウエイは二時間待ち。大勢の観光客に混じってクネクネとうねる広い参道を登り始めるが、どうにも前がつっかえて歩きにくい。途中から参道を縫って山頂に向かう山道を登る。やっと手応えのある急坂。
登ること約30分で宝登山神社の奥社。山火事の折り現れて火を消し止めたという山犬が左右を固めている。火を止めたから火止山(ほどさん)=宝登山のいわれとなった伝説の山犬。横顔は精悍だが正面顔はけっこう愛嬌がある。神社の狛犬にも色々あるようで、両神山のオオカミ、大岳山のイノシシ?を思い起こした。
神社の裏手が標高497mの山頂。既に午後二時、秩父の山々は雲と霞の中。お目当てのロウバイはほぼ満開なれど、400株約1500本との触れ込みはやや誇大広告気味で迫力不足。でもまあ、ささやかな山歩きで一汗かいたことで良しとしよう。