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小平漁協のフォト日誌

顔振峠〜関八州見晴台

関八州見晴台の展望

関八州見晴台から武甲山と両神山を望む

 カーテンの隙間から差し込む陽の光に起こされたのは既に9時。憎たらしいほどの快晴。嫌がるかみさんを叩き起こして、秩父のロウバイを見に行こうと車をスタートさせたのは10時過ぎ。でもあまり天気がよいのでまずは眺望を楽しみたいものと顔振峠に立ち寄ることにした。

 奥州に逃れる途中の義経が景色の美しさに振り返ったから、あるいは弁慶があまりの急坂に顔を振り振り登ったから、そんな伝承から名付けられたという顔振峠。標高500mの峠の富士見茶屋からの眺望を楽しむ。右から武甲山、大持山、武川岳、伊豆ヶ岳、古御岳、蕨山、有間山、蕎麦粒山、日向沢の峯、川乗山、棒ノ嶺、御前山、御岳山、大岳山、岩岳石山、高水山、それから丹沢山塊をとばして大山と、かって登った山々が眼前に展開している。
 未だ登っていない山を確認しながらいつかは登ってやるぞと秘かに誓う。雲に隠れた富士山はともかくとして、全く足を踏み入れていないのが丹沢山塊。比較的近い山々なので老後の?楽しみに残してある(^-^) まずは本仁田山(1224m)、天目山(1576m)あたりが次の目標。
 関八州見晴台(770m)に着く頃には山々にはやや薄雲が掛かり、平野部には霞が立ち込め始めたものの文字通り関八州一望の展望台。四人グループのハイカーが宴会をしていた。ここでも再び山座同定を楽しむ。

 そんなこんなで展望に夢中になってしまい宝登山のロウバイ見物は次の機会にすることになり、関東三大不動のひとつ高山不動尊を見学して帰途に着いた。帰りの車中からようやく澄み渡った夕焼け空に富士山が美しいシルエットを描いていた。この時間まで関八州見晴台に居れば眺められたであろう荘厳な景色を思い描きながら渋滞の列に加わった。

2004.2.7

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