陽光に誘われて富士山展望の山歩き。未知の山にチャレンジするにはスタート時間が遅すぎて、
かって歩いた山の中から思いついたのが石老山。
前回登ったのは昨年の2月。
山行記は前回に譲るとして、山腹にある石老山顕鏡寺の由来を、
看板の文そのままで紹介しておこう。
「今から千百年余りの昔のこと、当時の宮人、
三条貴丞卿の若君武庫郎と八条殿の姫君の子として生まれた男の子は岩若丸と名付けられ。
若君は子供との再会の証として、鏡を割って一片を渡し、道志法師となって諸国行脚に出た。
その後成長した岩若丸は父母と再会。岩若丸は僧となって源海上人と称し、古い石の山から寺の号を石老山といい、
鏡から顕鏡寺と呼んだといわれています。」
参道を登り切った正面に樹齢400年の杉の巨木、右手に道志法師と源海上人が住んだという岩窟がある。
二度目なので前の山行の記憶を確かめながら、前回は気がつかなかった小さな発見を楽しめた。