先日登った櫛形山で早咲きのマツムシソウを見てしまったので、もっと沢山のマツムシソウと360度の眺望が目的だった。しかしどちらも空振り。
大平牧場の駐車場に車を預け、暫くは廃屋と錆び付いた農機ばかりが目立つ牧場の中の道を行く。うち捨てられてからもう何年になるのか、牛や馬のいない牧場は侘びしい。
林道から道満尾根に躍り出ると漸く山道の赴き、低木樹林のトンネルを行く。今日は誰も通っていないのか顔に蜘蛛の巣がまとわりつく。ヤマオダマキ、ヒメシャジン、フシグロセンノウ、シモツケソウ、ギンリョウソウ、ハクサンフウロと、そこかしこに山の花々が顔を見せてくれる。扇平で徳和から登ってきたパーティと出会う。抜きつ抜かれつしながら何カ所かの岩場を経て鎖場まで到達。山頂直下の10メートルほどの岩場が乾徳山のハイライトとか。でも難なくクリア。登ってから下を見るとちゃんと巻き道があった(^−^)
山頂からはガスのため見事に何も見えず、これまで天候だけには恵まれていた我々もガッカリ。櫛形山にはあったマツムシソウはまだまだ早すぎるのか全くお目にかかれず、またまたがっかり。
でも、山頂から続く原生林の中の下山道でタマゴタケやイグチなどのキノコを発見。一足早い秋の気配を楽しんできました。