鮎解禁2日目の相模川。9時前だというのに、例によって竿が林立していて入り込む隙間がない。やっと見つけて立ち込んだのは釣れそうもないトロ場。狙いの瀬頭からは2番目の位置。
瀬頭が空くのを横目で睨みながらジッと我慢。瀬音が気怠い雰囲気の中、竿を曲げているのは斜め向かい側の瀬頭の釣り人だけ。もう5〜6尾は掛けている。
「隣の爺さん、早く諦めてくれないかなあ」と、ジワジワとにじり寄る。1時間もたったろうか、爺さんやっと諦めて移動、場所を譲ってもらえた(^-^)
疲れ果てたおとり鮎を交換して流れに解き放つ。やがて追われる感触が伝わってきてブルブルっとアタリ。
今シーズン初の若鮎。竿を矯めて抜き上げて手網にダイレクトキャッチ。そうそうこの感触、この間合い、鮎の友釣りの醍醐味、忘れてはいなかった。
でも、これが最初で最後の1尾。野鮎の黄金の輝きが薄れる頃納竿。3時間で1尾の釣果、諦めが早いが、まあ、良しとしよう。