日曜日に秩父まで車を走らせるのはチョイときついので近場の多摩川で我慢することにしました。 自宅から約40分も車を走らせれば多摩川です。友田の公園は未だ開門していないので、多少車から歩くけれど下奥多摩川橋下流の長渕付近に入ることにしました。
長渕の河原ではフィリピンの若者達が14〜5人ラジカセの音楽を鳴らして賑やかにタガログ語で談笑しています。どうやら昨夜からキャンプしていた様子。対岸の崖の上には高級マンションがそびえ立っています。
流れは昨日の雨の影響か多少の濁りが入っています。時間が早いためか、釣り人も少なく程良い間隔で竿が並んでいます。でも、例によっていっこうに竿が曲がりません。地元の釣り人の話では「放流直後に鵜の大群がやってきて食べちゃった」とか。上野の不忍池から飛来した鵜でしょうか。
9時を過ぎると気温が一気に上がり、おとり鮎も釣り人ももうバテバテ、汗が止まらない。後で聞くと今年最高の気温36度を記録したとか。酷使した囮は流れに放して交換、交換がきかない釣り人は岸辺の石に座り込んでぐったり。ドリンクも日陰もなく、こうなると釣りも難行苦行です。
ドリンクもなく暑さに耐えて3時間、やっと手にした2尾の鮎を流れに戻して引き上げました。荒川の鮎もそうでしたがいづれの魚体にも傷の跡が痛々しかったからです。
長渕では子ども達が水遊びに歓声をあげ、件のフィリピーナ達はテントの下で昼寝を決め込んでいました。