秩父の浦山川に釣友二人と共に釣行した。一人は私が渓流釣りを教えてもらった学生時代からの友人、
もう一人は私が釣りに誘い込んだ仕事仲間。
従って三人の間柄は、師匠、弟子、孫弟子となるところだが、
この弟子達けっこう浮気者で、師匠は未だ餌釣りにこだわっているのに、
弟子はアユ釣りとフライの間をウロウロ、
孫弟子は今やすっかりフライにハマッテしまっているのだから、
どうやら正しい師弟関係とは言えそうもない(^−^;
そんな我々を名渓・浦山川はあくまでも魅惑的な相貌で迎えておきながら、
三人平等に冷たくあしらってくれたのではあった。
時々無邪気な当歳魚が私の毛針だけに戯れてくれたのがせめてもの慰めではあった。