明日の皇海山の足慣らしにと、昨年はタイムアウトで諦めた赤城山に登ることにしました。
ガイドブックによれば片道2時間程度のお気軽登山。あくまでも足慣らしだから赤城大沼が展望できる地点まで登ればそれで良しとしようと、
まずは駒ヶ岳を目指す。途中に階段や急坂はあるものの一時間足らずであっけなく駒ヶ岳山頂(1685m)に到着。
ここで引き返すのも物足りないと一歩黒檜山方向に足を踏み出すと雲の合間から黒檜山の丸く大きな山塊が姿を現した。
黒檜山からいったん大タルミまで下り再び登り返す山道に登山客の姿がチラホラ。
こんな光景を見てしまったらもう引き返すわけには行かない。
空模様と時間を気にしながらひたすら高度を稼ぐと山頂と思しき場所に赤い鳥居と小さな祠、
傍らに自然石には「御黒檜大神」と彫り込まれている。既に何組かの登山客がくつろいでいる。
「ここが山頂ですか?」「ええ、山頂です」山頂の標識はないが大沼も一応展望できる。
暫しの休憩の後下山開始。ところがしばらく歩くと「黒檜山方面」の標識が現れる。
カヤトの中の泥濘の道を暫く進むと大勢の登山者が休憩中の小さな広場に出た。
黒檜山(1827.6m)山頂の標識もちゃんとある。ここが正真正銘の山頂だった。
残念ながら雲のために眺望は全く得られなかった。
改めて登頂記念写真を撮り直してから下山開始。
眼下に大沼を見下ろしつつ急坂を泥濘に足を取られながら下る。
黒檜山登山口から駐車場所までのアスファルト道路歩きがやや不満ではあった。
あの人たちはあそこを山頂と勘違いして帰ってしまったのだろうか。