せっかくの3連休の一日は”富士山を眺める山歩き第3弾”ということで金時山。言わずと知れた金太郎が住んでいたという伝説の山。暗い雲が空を覆い、小雪さえちらつく雪道を登り始める。約一ヶ月の酒精惚けで鈍った身体に雪道はちょっぴりきつく、新調したアイゼンの助けを借りてなんとかたどりついた山頂。
予想していた通り富士は雲に覆われてすそ野の広がりだけが微かに望め、明神ヶ岳や箱根山は雪を被って寒々しい。それでもさすが人気のある富士展望の山。5〜60人ばかりの登山客が思い思いの場所でくつろいでいた。
いつもの通りバーナーでコーヒーを湧かしていると、「わ〜っ」という歓声。振り返るといつの間にかポッカリと空いた雲の間に山頂が顔を覗かせている。ほとんど諦めていた富士山の展望。時間が経つとともに雲が消えて青空の中に全容を顕わした。