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小平漁協のフォト日誌

武甲山(1295m)

武甲山頂から秩父市街 武甲山

武甲山頂から秩父市街を望む・手前に見えるのは石灰の採掘場     表参道の杉林を行く

 今年の鮎釣りは絶不調だった。今年こそはと気負って秩父漁協の年券を購入したのに荒川に竿を出せたのはわずかに三度。その度に川の流れから目を上げて、山腹の片面を石灰採掘で削り取られて異様な姿でそびえている武甲山を虚しく眺めたものだった。
 昨年から始まった山狂いで日帰り圏内の名のある山々はほぼ登ったので、今回はその武甲山を目指すことにした。妻坂峠分岐の鳥居から杉林の中に延々と続く道を、丁目石の数字が増えることだけを楽しみにひたすら登る。寒々とした杉木立の中で木もれ日をキャッチして色づいた落葉樹が暖かく嬉しい。
 52丁目が山頂直下の御岳神社。すぐ裏手の山頂から直ぐ足元に広がる石灰採掘現場は白々しくも痛々しい異様な風景だ。生憎の曇り空でそ秩父市街は霞み、上州の山々も雲に隠れていた。山頂付近の休憩小屋でコーヒーを沸かしていると外が真っ白になり粉雪が舞っているのに気がついた。両手をカップで暖めながらコーヒーを飲んでいると遠くに汽笛が聞こえた。早々に荷繕いして下山を開始。

1998.11.22

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