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小平漁協のフォト日誌

尾 瀬

尾瀬

 至仏山に登るつもりで自宅を出発したものの、沼田の料金所に張られたビラを見てがっかりしてしまった。 鳩待峠からの登山口は環境保護のため今月いっぱいまで閉鎖とのこと。 こんなことなら多少遠いけれど恒例の会津山菜オフに参加すれば良かったか、などと後悔しきり。 いまごろは会津の某所にMLのフィッシング仲間が大集合し、桃源郷での釣りや山菜狩りを楽しんでいることだろう。 直前情報では一人で50尾も釣り上げたなどという話もあって、一段と盛り上がっていることだろう。 でも、一泊二日の会津はちょっと遠い。
 谷川岳にするかそれとも上州武尊岳、はたまた宝台樹で山菜刈りにするか、 暫し迷った結果、至仏山は無理でもとりあえず尾瀬に行くことにした。昨夜のうちに吾妻川の奥に入っている釣友に電話。尺山女魚を筆頭に良型を10尾釣り上げたとか。う〜ん、やっぱり釣りだったかと、隣の女房殿の顔をチラリ。

 戸倉に着いたのは11時過ぎ、既に駐車場は観光バスやら自家用車で埋め尽くされていたが、登山客は既に入山した後らしく並ぶこともなくスムーズに乗り合いタクシーに乗車、20分ほどで尾瀬への入口の鳩待峠に到着。これから入山するのか既に引き上げてきたのか、夥しい人の数に驚く。
 登山道への入口で靴の地をマットに擦り付けて落とすように言われる。尾瀬に外部の種を入り込ませない為だとか。尾瀬への道は左手に至仏山を眺めながらの緩やかな下り。登りも下りも人・人・人、道ばたの花にカメラを向けるために立ち止まろうものなら直ぐに渋滞。さすがにシーズン真っ盛りの尾瀬なのです。僅かに雪を残して静まりかえっている至仏山の優雅な姿が殊更にうらめしく思われます。

 一時間足らずで山の鼻に到着。ここでも夥しい人の群れに二度ビックリ。ほとんど観光地のノリです。帰りも再び行列、バスに乗るにも一時間待ち。乗り合いバスの運ちゃんの話では今日がシーズン最高の人出だったとか。

 それでも湿原のあちこちに咲き乱れる花々や、至仏山、燧ヶ岳の姿が心を和ませてくれました。

リュウキンカ ヒメイチゲ シラネアオイ
シロバナエンレイソウ エンレイソウ サンカヨウ
リュウキンカ ムラサキヤシオツツジ キジムシロ
              

2001.6.9

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