昨夕のことだった、ふと窓外に目をやると横一文字の雲がなびいている。 たどっていくと浅間山の頂上で発生して御荷鉾山の頭上にまで伸びている。 光線の加減で黒っぽくみえるのか、それとも火山灰なのか定かではないが、なんとも不思議な光景だ。 その浅間山を眺めようと、かねてから秋になったら登る予定だった浅間隠山に行ってきた。 山頂から眺める浅間山は穏やかに白煙を上げながら秋の陽ざしのなかで色づいた裾野を広げていた。