本当は越後三山のひとつ八海山に登る予定だったが、 天気予報も思わしくなく岩峰の背後から雨雲が湧き上がるのを見て方針変更、塩沢の「雲洞庵」を訪れることにした。 来年の大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続と上杉景勝が少年期に学んだ寺として知られる。
参道の敷石の下には法華経の文字が刻まれた石が埋められていて、これを踏みしめて詣でると功徳があるという。
越後では「雲洞庵の土踏んだか、関興庵の味噌なめたか」と伝えられる二大禅道場の一つとされる。
曹洞宗の「雲洞庵」と臨済宗の「関興庵」で修業しなければ一人前の禅僧と認められなかったことから生まれた言い習わしという。
苔むした石仏の表情がなんとも魅力的。いかにも禅寺らしい静謐に包まれていて、
座禅するのも良いかななどと思うのではありました。