安曇野の潮沢の奥にある柏尾の集落。今は住人二人だけの文字通りの限界集落。 その大日堂に春分のこの日ばかりは60人ほどの人々が集まり、江戸時代から続く風神祭りが行われた。 藁人形に紙で作った着物を着せ、「無病息災」「家内安全」などの願い事を書きつけ、 息を吹きかけて災いを人形に移して谷に投げ捨てるという素朴な祭りだ。