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甲府城址

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久々の暦男ツアーのテーマは「滅びの城」ということで、 東京からやってきた既に微薫を帯びた城攻め仲間を甲府駅に出迎えてピックアップ。 まずは甲府城に敬意を表しに登城。
豊臣秀吉によるいわゆる金箔瓦の城として、徳川封じ込めのための重要な位置を占めていたのが甲府城。 同じ金箔瓦の松本城は建設を急ぐあまり領内の寺院や民家を取り壊して城の部材にしたという話があるが、甲府城の場合はどうだったのだろうか? ボランティアガイドに聞き漏らしたのが心残り。
江戸時代末期には幕府の直轄でありながら戊辰戦争ではいち早く帰順。幕府崩壊にはなすすべもなかったのだから、 テーマ通りの城と言えないこともない。 本丸に屹立する巨大なモニュメントがなんとも不似合いな印象。 恩賜の林野への感謝とはいえ、幕領ならではの過大な対応とでも言うべきか。

2018年5月27日

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