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明賀ウオーキング

明賀への道

明賀の地蔵堂 埋もれていた道祖神

この里山ウオーキングは、潮沢の山間部に散在する限界集落の一つであり今や廃集落となってしまった明賀を訪ねて、 元住民の方に話を伺い、集落の歴史に想いを馳せながら同じようなかだい問題に直面しつつある他集落の今後に活かそうというものです。 今回を逃したら更に荒廃が進んで入山できなくなるかもしれないという危機感の中で開催されました。
明賀は旧東川手の北端、生坂村との境目にある、戦国時代にまで遡る歴史のある集落で、昭和30年代には28軒を数えた養蚕の盛んな集落でした。 しかし、時代の流れとともに人々は便利さを求めて山を下り、 畑や桑畑には雑木が覆い茂って自然景観も変わり、かっては繁栄の象徴だった地蔵堂石造文化財、400年の歴史を誇る神社などは祀ることも困難になり、 貴重な祭器類も盗難に遭うなど荒れ果ててしまいました。
参加された皆さんは、こうした明賀の宝ともいうべき文化遺産を巡りながら、 文化財を守り続け語り継ぐ大切さを感じられていたようです。
参加者の中には40数年ぶりに実家を訪れたという方もおり、 廃墟と化した住居や、庭で実を成らせているアケビの木に感慨深そうでした。

2016年7月17日

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