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池田町 安曇族の痕跡?

安曇族の痕跡を求めて探索中。
古代の安曇野を開拓したとされる安曇族。北九州の志賀島を本拠地にしていた海人族の安曇族がはるばると山国の信州までやって来たとする歴史ロマン。しかし物証らしきものは正倉院に残されている麻の布袴の墨書銘だけ。この布袴は安曇郡前科郷の安曇部真羊なる戸主が天平宝字8年(764)に調布として奈良の都に献上したもので、郡司の安曇部百鳥の添書きもある。
これをもって安曇族または安曇氏の存在が立証されるとする説が支配的となっている。安曇族または安曇氏の存在を大前提にしているので、時には牽強付会に過ぎる論考がなされたりするが、それはそれで面白く歴史ロマンなる所以ではある。
一方で、真羊も百鳥も部民の安曇部氏であって安曇氏ではないのだから安曇氏は安曇野には来なかったと考えている研究者もいる。
 しかしとりあえずは、安曇氏は存在したという仮説の方が面白い?ということで、暇ができると「前科郷」だったとされる池田町辺りを痕跡を探してうろついています。

鬼の釜古墳 四神社 鵜山神社

鬼の釜古墳          四神社          鵜山神社


2015年9月7日

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