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牧之島城跡(信州新町)

牧之島城跡

パソコンを新調した。OSはVISTA。設定の引っ越しなんぞいとも簡単だ!などとタカをくっていたが、これが大間違い。 あっちのマニュアルこっちのマニュアルと首っ引きで やっとネットに接続することができた。これが先週末のこと。
ところが、接続できるのは有線の場合だけで、無線ランは相変わらず不通。 幸か不幸か昨日は悪天候、山城歩きは早々と諦めて設定に再挑戦。 昨日は一日中サポートセンターと電話であ〜だこ〜だとやりとり、 先方の担当者は3人替わったが、結局不通のまま。 マニュアル通りに設定されているのに繋がらない。 最後の手段は購入時の状態に戻すことだとか。
そんなこんなでストレス満タン、足も萎えてしまったので、軽く足慣らしということで、 それほどハードでなさそうな山城を訪れることにした。
牧之島城跡


ジンギスカンで知られる信州新町にある牧之島城址。U字型に大きく曲がった犀川に囲まれた丘陵地にあるが山城という雰囲気は希薄だ。 二の丸跡はゲートボール場、三の丸は駐車場になっていて、三日月堀や空堀、土塁で防護されている。 本丸に行くには二の丸からは水堀、三の丸からは空堀に架けられた橋を渡り、土塁で築かれた桝形を通って入る。 土塁に囲まれた本丸跡は城館でもあったのだろう意外と広く、井戸跡もある。 全体的にコンパクトで、印象的には映画のセットの跡地。 NHKの「風林火山」のロケで使われた荒砥城のように復元したら面白い戦国山城テーマパークになるかも・・・・・


2007.2.25 牧之島城跡
城址の説明看板

この城は、永禄9年(1566年)武田信玄が馬場信房(美濃守)に築かせ、越後に対する防衛、更科、水内山部の鎮憮にあてた城である。
元香坂氏の居城牧城の一部で、犀川の大掘曲部を利用して新たに縄張りしたもので、虎の口の丸馬出し、本丸脇の隠馬出し(千人桝)をはじめ、諸所に築城の妙をこらしている。
 天正3年(1575年)5月21日信房が長篠に戦死後、子信春が在城したが、天正10年武田氏滅亡後、上杉景勝の居城になり、芋川親正父子等が置かれた。
慶長3年(1598年)景勝の移封後、海津城主田丸直昌・森忠正等がここを管し、慶長8年海津城主となった松平忠輝は、はじめ老臣松平信直に在城させたが、 元和2年(1616年)忠輝が罪によって改易(所領没収)されると共に牧之島城も廃城になり、築城以来50年で城郭としての機能を失った。

長野県教育委員会・信州新町教育委員会

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