風来亭 フォト日誌
松本市 岡田冠者親義居館跡
木曽義仲の挙兵に際して活躍した源氏の武将・岡田親義の居館跡があることを知り訪れてみた。
居館跡は住宅地に呑み込まれて跡かたも無いが、一族が尊崇したであろう式内社・岡田神社が建つ小高い丘が 、往古の雰囲気を感じさせてくれた。
近くにある伊深城は親義一族が築いた山城だとの説があるようだ。
岡田冠者親義の居館跡 （現地説明看板）
岡田冠者親義は清和源氏といわれる清和天皇の六男、貞純親王を祖とし、祖父は源頼義、父は新羅三郎義光といわれる。
親義には、太郎重義、小次郎久義、井深三郎某という男子がいた。源氏の一族であったため、木曽義仲と同様、平家追討の「以仁王の令旨」を受けた。 木曽義仲の挙兵に際しては大将格で迎えられ、義仲軍の初戦「麻績・会田の戦い」では、信濃国府を出発した義仲軍の道案内として先頭に立ち、奮戦したと伝えられる。
その後、横田河原の戦い等各所の戦いに従軍したが、寿永2年（1183年）5月11日、越中国と加賀国境の倶梨伽羅合戦で平家の武将平知度と組討ちして戦死した。 この戦いには、子、重義、久義の名も見え、親義の郎党３０余騎ともあり、岡田の地から大勢の者が京に向け従軍したことが分かる。
居館は屋敷の周囲に堀を廻らし、その揚げ土を内側に上げ、土塀を建てた防衛施設であり、居館の前面など近くに町割り（館町という）をして、家臣を住まわせた。
2月8日
居館跡は住宅地に呑み込まれて跡かたも無いが、一族が尊崇したであろう式内社・岡田神社が建つ小高い丘が 、往古の雰囲気を感じさせてくれた。
近くにある伊深城は親義一族が築いた山城だとの説があるようだ。
岡田冠者親義は清和源氏といわれる清和天皇の六男、貞純親王を祖とし、祖父は源頼義、父は新羅三郎義光といわれる。
親義には、太郎重義、小次郎久義、井深三郎某という男子がいた。源氏の一族であったため、木曽義仲と同様、平家追討の「以仁王の令旨」を受けた。 木曽義仲の挙兵に際しては大将格で迎えられ、義仲軍の初戦「麻績・会田の戦い」では、信濃国府を出発した義仲軍の道案内として先頭に立ち、奮戦したと伝えられる。
その後、横田河原の戦い等各所の戦いに従軍したが、寿永2年（1183年）5月11日、越中国と加賀国境の倶梨伽羅合戦で平家の武将平知度と組討ちして戦死した。 この戦いには、子、重義、久義の名も見え、親義の郎党３０余騎ともあり、岡田の地から大勢の者が京に向け従軍したことが分かる。
居館は屋敷の周囲に堀を廻らし、その揚げ土を内側に上げ、土塀を建てた防衛施設であり、居館の前面など近くに町割り（館町という）をして、家臣を住まわせた。