最終列車に乗り遅れて泊まるはめになった。 こうなれば水戸城を一巡するのも悪くはない。 ということでまずは黄門様の生誕地を訪ねてから本丸、二の丸、三の丸と巡り弘道館へ。 弘道館正庁の玄関に掲げられた「尊攘」の墨書を眺める頃には宿酔いからも覚め、 「建前」と「本音」の狭間で揺れた慶喜の苦衷を思った。 ちょうど弘道館ではテレビドラマ「桜田門外の変」のロケ中だった。