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小平漁協の通勤娯楽

 書店の文庫本コーナーという限られた空間の中とは言え、釣り関連の本を探すのはけっこう難儀な作業でもあり、 面白くもある。書籍のデータベースにアクセスすれば簡単な事なんだろうけど、 自分の足と目とカンで本を探すという古典的な時間浪費も楽しいものだ。
 探索方法としては 1、著者名で探す
          2、タイトルで探す
           3、表紙デザインで探す
          4、片っ端からペラペラめくって探す
という、 きわめて原始的な方法をもっぱら採用している。間違っても、書籍広告を見たり、 解説目録を見たりなどという、不粋なことは決してしてはいけない!探索推理の興味は半減するし、 何よりも発見した時の喜びが異なる。

釣竿

んで、今週の本は著者名と表紙のデザインで見当をつけて、ドンピシャッと的中したケース。 すでに「B◎◎K Fishing No2」の発刊予約を済ませたものの最新刊ということで急遽割り込みで紹介。

「ガラスの獅子」

北方 謙三

光文社文庫 533円 1999.1.20

 山釣りのキャンプから、叔父の関西コンツエルン総帥に突然呼び出しを受けた私立探偵の野崎。 依頼内容は失踪した創業以来の盟友とも言うべき役員の捜索。しかもただ探し出すだけでなくしばらく付き合って、 助けたいと思えば助け、止めたいと思えば止めろと言う不可思議なもの。海釣りを趣味とする役員はあっけなく見つかり、 二人の釣り三昧と逃避行が始まる。この後は読んでのお楽しみということで‥‥・
   固茹派作家の著者が釣りをすなるというのは知る人ぞ知る。このほかにも幾つか釣りをモチーフにした作品がある。 ネタ切れの時にでも暫時紹介していくことにしましょう。

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