安曇野風来亭 道楽日誌 操業日誌 戦国山城散歩 キノコ図鑑 小平漁協書籍部 自己紹介

小平漁協の通勤娯楽

1999.10.18

「続・フライフィッシング紀行」 芦澤一洋

つり人ノベルズ 950円

 今年も、鮎、渓流ともに満足な釣りもしないままシーズンが終わってしまった。 釣りに恋焦がれ釣り竿なしでは居ても立ってもいられない!な〜んて、 焦燥にも強迫観念にも似た情熱はとうに失せたようではあるけど、いつまた焼けボックイに火が着くとも限らない。 問題はオフシーズン、秋から冬にかけての過ごし方、釣り本漁りなり山歩きなりでマインドコントロールせにゃならない。 でもまあ、かえって心のどこかでそれを待ち望んでいるのかもしれない。これまでにやったことのある釣りに回帰していくのか、 それとも未知の釣りへと流れていくのか、楽しみではある。
 んで、 このところ誘惑の電磁波を送ってくるのがフライフィッシング。その先達とも言うべき釣師が「芦澤一洋」その人。 日本の河川にフライフィッシングは似合わないという人もいるが、今やすっかり川の風景として定着している。 「フライフィッシング紀行」の続編の本書は日本の川の釣り紀行。紹介されているいずれの川へも私は釣行したことはないが、 川と魚と自然に懐かしさと愛しさを感じさせてくれる。著者の言う「一期一会の川」、 私にもそんな川が心の中にいくつか流れている。
 本日、51歳になった。 晴れてフライフィッシングに挑戦してみよう。

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