某著名歌手を擁する芸能プロ社長のクル−ザ−に乗せてもらって大島沖へ。リッター2キロ、ガソリンをばらまきながら進むクルーザー、乗り心地は結構良い。
今回は2回目の挑戦。前回は三宅島沖で荒天のため釣りを断念、台風の余波の5メートルを超す荒波にも船酔いしなかった実績?を認められての再乗船。
今回はカツオノエボシが無数に浮遊するベタナギの海をトロ−リング。三宅島あたりから出漁してきたのかツキンボ船が縦横に走り回っている。
バケがツ−トン、ツ−トンと浮き沈みを繰り返す単調な釣りだ。------−と、せびれのようなものが水面を切り裂いて追い掛けてくる。
バツン!とゴムが弾け、”ゴーッ”と鋭いかけ声。猛然とエンジンが唸る。リ−ルがクリック音を響かせる。件の社長が釣り座に収まってハーネスを装着する。
クルーの私はアウトリガーのロッドを急いで巻き取る。
準備完了!
後はテレビでよく見るビッグフィッシングそのままのシ−ンが展開される。
この日、私の出番はついに無かった。ヒット4回、取り込めたのは1本、250センチ、約50キロのストライプマ−リン。
日本にもこんな釣りがあったのか?単調だが豪快そのもの。だが、まてよこれは釣りか?