実は先週末にも訪れた山。だが、登山口にたどり着くのに2時間も掛かってしまい、歩き始めて30分ほどで雨が降ってきたので登頂を断念した虫倉山。
今日も空模様ははっきりしないがとりあえず出発。今回は1時間足らずで登山口の不動滝の駐車スペースに到着した。
登山口のポストで入山ノートに記帳。先週末以来数組のパーティが入山していて今日も3組の先行者がいるようだ。
一週間足らずの間に濃さを増した紅葉の林の中を落ち葉を踏みしめながらゆっくりと登る。前回断念した山葡萄の木までは約30分。
ブドウの実がなっているかどうかシゲシゲと眺めるが見つからない。
金倉坂を経て日本記分岐までは熊笹の緑と紅葉を愛でながらの巻き道。空平のあずま屋で一息いれる。
晴れていれば得られるであろう北アルプスの展望図が天井に掲げられているのがちょっぴり恨めしい。
空平からは唐松林の中を快適に飛ばす。キノコがありはしないかとキノコ眼になるがイグチの季節はもう終わっている。
尾根道でクリタケの幼菌とムキタケを発見してカメラに収める。アップダウンを3〜4回繰り返して山頂に到達。
5〜6坪の狭い山頂には既に先客が20名ほども寛いでいて満員大盛況の態。
360度の大展望の山頂には山座盤に加え大望遠鏡まで据え付けられている。
富士山、北アルプス、北信の山々、晴れていれば見えるはずの山々が、何も見えない!
吹き上げてくる風が肌寒く、雲行きが怪しくなってきたので再挑戦を期して早々に下山開始。
山葡萄の木辺りから雨脚が強くなってきた。家に帰ったら3年前に作った山葡萄の果実酒を飲んでみよう。
2005.11.3