1252m
キンポウゲ ホソバアマナ ホタルカズラ イカリソウ
前回はリハビリのつもりで信州百名山のひとつ聖山を歩く予定ではあった。ところが登山口まで車で乗りつけるつもりがいつの間にかあっけなく山頂にまで達してしまいとんでもないインチキ登山とは相成ってしまったので、今回は真面目に?事前調査してからのリハビリ登山。
とはいっても、病み上がり故、登山口から30分で山頂着のお手軽コースを選択。 久々の山道。一歩一歩を踏みしめながらゆっくり歩く。路傍に咲く草花が嬉しい。久しぶりに再会する花、初めて出会う花、見知らぬ花、その都度、立ち止まり、しゃがみ、顔を近づけ、香りをかぎ、眺め、写真を撮る。う〜ん、何という花だっけ〜?妻と首を傾げながら登る。 途中の山道から振り返ると、もうすっかり見慣れて馴染みになってしまった北アルプスが霞に溶けかけている。朝夕のタイミングさえ合わすことが出来れば壮麗な天地のドラマに立ち会えるのに、いつもこんな半端な時間になってしまう自分たちの軟弱さに・・・・・・
およそ2倍の1時間をかけて山頂に到達。山頂の冠着神社には何故か氷川キヨシのポスターが奉納されていて、これでは氷川神社だと失笑。付近はニリンソウの群落と小梨の花がまさに真っ盛り、期待していた棚田の眺めは得られず、山頂の「更科や姨捨山の月ぞこれ」との虚子の句碑を暗唱して帰途に着きました。