あれほど華やかに咲き誇っていた杏の花がいつのまにか桜に変わりそれも散ったかと思うと今はもう林檎の花が咲き始めている。
退院したらいの一番に登ろうと心に決めていた飯縄山の雪はすっかり消えたが、その急峻さは病後のわが身を拒絶しているかに見える 。さればとて優美な斜面が招くかのような四阿山を振り返れば未だ斑な残雪に輝いている。
そこで、地元の故・清水栄一氏著の「信州百名山」から、自宅から近くて雪が無さそうな山ということで選び出したのが聖山。
例によって車でいけるところまで行って、そこから歩くというお手軽登山。
だが、今回ばかりは逆に驚いてしまった。行け行けドンドンでスキー場のスロープを九十九折に車で登って行ったらロープウエイ山頂駅。山頂はそこから歩いて5分、標高差15mだった(^-^;山頂からは360度の大パノラマだっただけにこのお手軽さには却って拍子抜け。
服装だけは他の正しい登山者と変わらぬが、これをインチキ登山と言わずして何と言うべきか?こんなことではいつまでたっても体力を回復させることは難しいかも。
さて、次は、何処に登ろうか・・・・・・・?