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小平漁協のフォト日誌

入笠山・1955m

クリンソウ

 せっかくの三連休だが天気予報では雨。ETCを取り付けて遠出を楽しみにしていたのに梅雨明けは未だ先になりそう。
 渋滞する高速道路の料金所を一般用を尻目にス〜イ!っと通過する快感(^-^)それを味わいたくって?とりあえず出発。中央高速の八王子IC入り口をす〜っと入ったは良いがその後はいつもと同じ、二車線に殺到する車で押し合いへし合い。ETCの快感は10秒だけだった(^-^;
 雨は降り出さないものの曇り空、どのみち展望が得られないのならば、せめて花が見られる山へと、入笠山を目指す。諏訪南の出口は一般・ETC兼用、ここでも車列に加わってETCのメリットは半減。

 入笠山登山口までは舗装された道をぐんぐん高度を稼ぐ、やがて霧が出てきて以外と奥深い山であることに驚く。それでも霧の上に突き出ると高原風の快適な山道。登山口のすぐ傍に車を止める。すぐに目に入ってきたのが鮮やかなピンク色の花、クリンソウの群落だ。花の咲き方を寺院の塔の上の九輪に見立てて九輪草というのだそうだが、中には花が密集して宝珠のように咲いている株もある。ホウジュソウと名付けよう(^−^)
入笠山  およそ30分の山道。ウツボグサやヤマオダマキ、イチヤクソウ、ハクサンフウロを愛でながら樹林帯を抜けるとあっけなく山頂。山頂を取り巻くようにアヤメが咲いている。
 周囲の山々は霧と雲に閉ざされ、晴れていれば眺められたであろう山々を雲の向こうを指さしながら山座盤で確認、再訪することを誓う。下山後、大阿原湿原を散策、一筆で描いたようなサギスゲの群生を楽しむ。
 天候はイマイチなれど入笠山歩きではやはり物足りず、明日は車山辺りを歩くことにして白樺湖方面を目指すことにした。

2003.7.19

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