関東平野からその特徴的な姿形で目立っている大岳山、別名キューピー山とも言うとか。青梅辺りから改めて眺めてみるとキューピーの寝姿に似ていなくもない。梅雨の合間を盗んでちょいと行ってくることに。
大ダワからの道を歩き始めてすぐに薄暗い林の中でに銀白色に光るギンリョウソウ(銀竜草)を発見。よくよく観察すれば竜というよりはタツノオトシゴ風、馬の首にも似ている。別名は幽霊茸ともいうなんとも不気味な植物だ。かって一度だけ見つけて写真を撮ったことがあるがすべてピンぼけで失敗。今回は慎重にデジカメを向けるものの、やはり白色は難しい。
ギンリョウソウ発見で今回の山歩きはもう充分に満足。山頂到達はおまけのようなモノと多摩の山特有の快適な尾根道を行く。爽やかな風が吹き抜け、小鳥と蝉の声が賑やか。
草むらに咲くヤマオダマキに出迎えられて山頂に到達。山頂は大学生グループと外国人グループの20人ほどが休憩中、日本語と英語が飛び交って賑やか。
しばしの喧騒が過ぎ去った頃、雲に隠れていた富士山が顔を見せてくれた。