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小平漁協のフォト日誌

安達太良山(1700m)

安達太良山

 仙台に向かう途中の行きがけの駄賃のようなお手軽登山。あだたら高原スキー場のゴンドラで一気に八合目へ。山頂駅からは雪解けでぬかるんだ道を背中を屈めながらひたすら登る。長靴でスタスタ追い越していく地元の登山者が恨めしい。
 低木樹のトンネルを抜けると視界が開けて広々とした雪渓。雪渓を行く登山客の多さに驚く。泥まみれの靴を雪に擦り付けながら歩く。雪渓に一筋の土色の帯。泥靴がやっと綺麗になった頃、再び泥まみれの登り。乳首のような突起が見えてきて山頂の近いことを知る。
 山頂には御影石の異様な石碑。皇紀2600年(昭和15年)を記念した「八紘一宇」の文字が周囲ののどかな雰囲気にそぐわず厳めしい。軍国主義の遺物か?などなど思いを巡らしていると山頂の上空が虹色に輝いて登山客の歓声が上がる。

  安達太良山 安達太良山  山頂からは会津磐梯山、吾妻連峰、会津駒ヶ岳、さらに飯豊連峰まで遠望。会津磐梯山の麓の河畔ではフライフィッシングのMLの仲間達がオフを楽しんでいる頃。そうそう主宰者の大さんは安達太良山麓の住人だったっけ、はて今日はどの辺りか?
 「よ〜し、帰りには先だって山女魚を爆釣したあの渓流でFFに再挑戦しよう」と密かに決意。再び泥まみれになりながら山を下り始めた。

  2002.5.3

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