蝶ヶ岳山頂の標識にタッチしてから常念岳に向かう。
絶えず左手に展開する大岩峰にデジカメのシャッターばかり押していてなかなか足が前に進まない。
おまけに蝶槍の手前の尾根道で雷鳥の親子を発見。ちょっと太目の母鳥と6羽の子供達。人を恐れるでもなくこちらにお尻を向けて草を啄ばんでいる。
シャッターチャンスを狙うがなかなか顔をこちらに向けてくれない。
ここでも大停滞。
常念岳の鞍部までは再び樹林帯の中を下る。
木々の間から常念岳がゆったりとした山容を見せている。樹木が茂る鞍部には湿気が溜まるのか、見事な樹氷のオブジェが出来上がっていた。
常念岳への登り返しは長大な斜面、左手前方の霧に見え隠れする槍ヶ岳を眺めながらひたすら高度を稼ぐ。
時どきクロマメの実を摘んでは甘味を楽しむ。
雷鳥さん、ごめんなさい。