今年の山狂いの総仕上げにと三ツ峠山(1785m)に登ってきました。轍の跡が残る陽の当たらない山道の登りは単調で退屈でしたが、登り詰めた三ツ峠山荘前でいきなり眼前に現われた富士山は評判に違わぬ雄姿で眼を楽しませてくれました。
遥か彼方には甲斐駒ヶ岳、千丈岳、北岳、間ノ岳‥‥と南アルプスの峰々が青空にくっきりと白い稜線を浮かび上がらせています。さらには八ヶ岳、金峰山、甲武信ヶ岳が展望できます。頂上の山座盤で峰々の山名を確認しながら、来年はさて何処に登ろうかと思案するのも楽しいものです。
暫し展望を楽しんだ後下山開始。後ろから山荘の婆さんが降りてきて「また来てやあ」と言って追い越していきました。山荘に泊って夕映えと朝焼けの富士山を撮影するのでしょうか、カメラの三脚を担いだ何人もの登山者と擦れ違いました。機会があったらチャレンジしてみたいものです。