越後上杉家に生まれて関東管領を継ぎ、鎌倉公方と室町幕府との対立の狭間で苦悩し続けた武将・ 上杉憲実が再興した学校ということで訪れてみた。 儒学を学び忠義を尊んだ憲実は泥沼化した関東の争乱から身を引いて流浪の旅に出る。 そのあたりはなにやら謙信に似ているが、管領職を放り出してしまうところなど憲政を連想しなくもない。