明科再発見ウオーキングの第2弾ということで、塔ノ原城址に続いて押野城址を攻めることを計画中。
今回はそのロケハンということで、地主さんでもあり城主の子孫にあたる高田さんご夫妻と、
武田氏侵攻時に代わって城主となった川久保氏の末裔である矢花さんに同行して頂いた。
松の美林だった頃の松茸狩りや子供の頃の遊んだことなど話していただきながらの、
なんとも贅沢なロケハンではある。
今回は根小屋跡からの大手道、主郭を見上げる北側の深い谷、藪に覆われた帯郭や段郭などを確認できた。
また、これまでは搦手側にあたる西側の防御が薄いように感じていたが、
城ノ平がたんなる平場ではなく沼を抱いた湿地帯であることを教えていただき認識を改めた。
城ノ平の沼地から続く二重堀とそれが流れ込む深い谷が背後の防御施設となっている。
湿地帯が灌木と藪に覆われ、二重堀が道路によって改変されているために、これまで気が付くことが無かった。
城ノ平の湿地帯はかって田んぼがつくられていた頃もあり、沼ではスケートをして遊んだことなど
楽し気に教えていただいた。