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茅野市 干沢城址

  干沢城址 干沢城址

干沢城址 干沢城址


現地解説看板 市指定史跡 干沢城跡主郭(昭和63年7月29日指定)

干沢城は戦国時代までの諏訪氏一族の山城である。別称樋沢城、安国寺城ともいわれ、上社前宮に隣接して、古くから諏訪市大祝家の拠城とされる。標高は995mである。 築城年代は不明であるが、文明の頃には、麓には大町があり、宮川が山裾を流れていたという。
この干沢城、文明15年の上社内訌の時と天文11年の武田氏侵攻の時に戦場となっている。 城地は南北550mにおよび、諏訪地方では大規模な郭群をもっている。大きく主郭・二の郭・三の郭・四の郭・長林の砦に分けられ、連郭式の縄張りで、これを取り巻いて大小の郭と空堀が残されている。
遺構は後世の耕作により大きく破壊されているが、それでもなお空堀や戦闘用の小石の堆積、郭は一に昔日の面影を残している。

平成元年1月 茅野市教育委員会
2018年5月28日

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