例年だと解禁直前には書店の釣り本コーナーには新刊本が各種ドッと山積みにされるのだが、今年はイマイチ出足が悪い。
不況時には釣りとアウトドアが流行るというが、この現象は如何に?
釣りやアウトドアはブームでも本までには金が廻ってこないと踏んだのか?釣り本の不漁が続きます。
「南の川まで」 野田 知佑 新潮文庫 400円 1999.2.1
言わずと知れたカヌーブームの先駆者。「日本の川を旅する」はカヌーイストのバイブルとも言われている。
しかし、氏を釣師の列に加えることには抵抗のある方も多いかもしれない。「釣り」とういうよりは食料調達の漁であったり、
また多くの場合、川下りのキャンプ地での屈託の無い川遊びの一つだったりするからだ。
ニュージランドまで出かけて、フライロッドを振る仲間の「藤門弘」や「夢枕獏」を尻目に、
ドバミミズで鱒を釣ってしまったりするんだから、屈託の無いことこの上ない。
アラスカだろうがニュージーランドだろうが、はたまた日本だろうが、
フイッとルアーを投げて雑作も無く魚を釣りあげる。
ニュージーランド、フィジー、
インドネシア、球磨川のカヌー行、ユーコン、マッケンジー川でのキャンプ&フィッシング。
「魚の釣れないキャンプ地はつまらない」と、これはもうほとんど解脱の境地。「尊師」と呼ぼう。
野田知佑尊師については-------
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