安曇野風来亭 道楽日誌 操業日誌 戦国山城散歩 キノコ図鑑 小平漁協書籍部 自己紹介

小平漁協の通勤娯楽

2001.5.3

連休前半を釣り三昧で過ごされた方も多いことでしょうね。 かく言う私はGW前半は会津方面で初めてのフライフィッシング。 可愛いイワナが遊んでくれました。  


 今年の3月に食道ガンのために52歳で逝かれた西山徹氏の遺稿集。購入したものの ページをめくることに何故かためらいを覚えていたのですが、この連休を満喫して生き 返ったので漸く手に取ってご紹介。
  
「ありがとう魚たち。面白かったよ、釣り人生!」 西山 徹 

 つり人社 1400円 2001.4.10

圧巻は闘病中に三度も三途の川を見てしまったという臨死体験記。一度目は冬の長良 川中流域、二度目はマジソンリバーのラストチャンスと、イメージも具体的で三途の川 でも釣りができそうだというのが面白い。マジソンリバーでは川の向こうからフライフ ィッシングの大先輩である故・芹沢一洋氏が手招きをしているのに出会う。三度目は高 熱と呼吸困難に襲われてさらに意識が混濁したためか何処の川かは判らなかったようだ が、忠類川でクリオネと呼ばれるパターンのフライに囲まれてそのまま浮揚し、 かってない幸せな気分に満たされる体験をしている。 立花隆が著している「臨死体験」の中で紹介されている三途の川を見たという典型的 な臨死体験に酷似しているが、釣り師らしく三途の川が具体的なところが興味深い。 退院後はアユの友釣りに挑戦、昨年の7月のことだ。体力の衰えををカバーする様々 な秘策を練ったり、健康な時には見えなかった釣りや釣り場の場のあれこれを発見して 楽しむリハビリ・フィッシング。秋には忠類川でサケを釣るのだとの強い目的意識を持 ってのリハビリフィッシングだった。 氏の釣りへの情熱に脱帽。

イワナの昼下がり    1999/09     \1,400    毎日新聞社
フライフィッシィング・メソッド    1999/08    1,600    山と溪谷社
シークレットルアーテクニック    1999/07    \1,500    つり人社
バスが釣れる人、釣れない人    1999/07     \950    つり人社
フライで釣れる人、釣れない人    1999/04     \950    つり人社
テツ西山のルアーフィッシング    1998/08     \1,300     新星出版社
フライフィッシング用語がわかる本    1998/08    \1,200    つり人社
アマゴに片想い    1998    \1,400     毎日新聞社
ヤマメのつぶやき    1997    \1,400    毎日新聞社
海のルアー&フライ講座    1997 \1,600    つり人社
イワナが笑った    1996     \1,359    毎日新聞社
テツ・西山のフライ・フィッシングABC   1994   \1,500
つり人社 釣り魚カラー図鑑 共著    1993    \1,400    西東社
テツ・西山のフライ・フィッシング講座    1989    \1,300    つり人社
初めてのルアーフィッシング    1989     \1,019    主婦と生活社
海のルアー・フィッシング    1986     \1,000    つり人社
ヒット・バスルアー    1985     \1,000    廣済堂出版
テツ・西山のバッシング講座    1984    \700    つり人社
湖沼のルアー・フィッシング    1979    \1,000    つり人社

NEXT